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「クローズホロウの人狼」を考案しました

March 29, 2017

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「クローズホロウの人狼」を考案しました

March 29, 2017

 

ミラーズホロウの人狼

「ミラーズホロウの人狼」という人狼をご存知でしょうか。

今や、人狼カードは多種多様な国産のカードが発売されていますが、ミラーズホロウの人狼は「究極の人狼」「タブラの人狼」と並び、国産の人狼カードが出てくる前から販売されている、古参の海外製人狼カードです。

 

 

ミラーズホロウの人狼には、いくつか特徴的なルールがあります。

  1. オープンルールである
    海外の人狼ゲームの多くはオープンルールで作られており、クローズルールは日本独特の文化です。

  2. 占い師は占った相手の"役職"を知ることができる
    人狼かどうかだけではなく、役職そのものを知ることができるため騙りは破たんしやすく、人狼の騙りは難しいと言われています。

  3. 決選投票が無い
    投票で同率一位が複数いた場合、決選投票が行われないため、処刑がない場合があります。

  4. 人狼の勝利条件に”村人の全滅”がある
    いわゆる"素村"と言われる、何も能力のない村人が全滅した場合、能力者が何人残っていても人狼の勝利となります。

このルールのうち、「人狼の勝利条件に"村人の全滅"がある」というのが、とても面白いルールだと考えています。

人狼ゲームをやっていると、
「素村は(能力が無いから)つまらない」
「黒を出された(人狼だと言われた)からとりあえず処刑しよう」
「素村なので処刑されても構いません」
「あの人は生存意欲があるから人狼だと思う」
という発言を聞くことがあります。


もちろん、何もわからない状態で推理をし、村を平和に導く大事な役割ということで素村を楽しんでプレイする方も多くいるのですが、ゲームの性質的に考えると能力者と比較して軽視されてしまうことが少なくありません。

 

その点、ミラーズホロウの人狼では、素村が脱落してしまうことのデメリットが大きく、特に処刑で追放されてしまうことは負けに直結する可能性が高いため、素村が生き残ることが重要です。弁論・パッションともに頑張る必要がある点が、このゲームをスリリングなものにしていると感じています。

 

一方、クローズホロウはオープンルールである点、人狼の騙りがしにくい点から、大味なゲーム展開になることが少なくありません。クローズルールで、予言・霊媒共に騙りが出てどちらが真か分からない、ヒリヒリする緊張感も好きです。

 

クローズホロウの人狼ルール

この二つの良いところを組み合わせて新しいレギュレーションができないかな、というコンセプトで考えたのが「クローズホロウの人狼」です。名前はミラーズホロウをクローズにしたから、というだけの安直なもので、特に権利的なものはありません笑

 

役職内訳は以下の通りです。今のところ、14人のみのレギュレーションとなっています。

 

【レギュレーション】
人狼3匹、狂人1人、予言者1人、霊媒師1人、ボディガード1人、恋人2人、タフガイ1人、魔女1人、村人3人
また、役職者の能力についての補足は以下の通りです。

 

【能力詳細】

[予言者] 毎晩誰か一人を選び、人狼かそうでないかを知る。初日は白通知(人狼以外から1名をランダムに通知)。

 

[霊媒師] その日処刑した者が人狼かそうでないかを知る。
 

[ボディガード] 毎晩誰か一人を選び、人狼の襲撃から守る。連続ガード無し
 

[恋人] 最初からお互いを知っており、一方が死亡したら同時に道連れ
 

[タフガイ] 人狼の襲撃を受けた場合、翌朝は耐えて議論に参加できる。襲撃の翌翌朝に、息絶えて死亡する。襲撃されたことの自覚は無し。
 

[魔女] ゲーム中1回だけ、夜の処理で誰か1名に毒薬を盛って殺すことができる。毒薬は人狼、タフガイ、その他の能力の影響を受けない。

 

---2017/11/21追記---

魔女が霊ロラ促進に使われることが多いため、より能力行使の駆け引きがしやすいよう、代替の役職を考案しました。

 

[ハンター] 処刑・襲撃により死亡した場合、カードをオープンして生存者から誰か一人を選んで道連れにする。死亡決定~道連れ選択の間、他の生存者と会話してはならない。

 

[長老] 議論時間に自らが長老であることを発言した場合、カードをオープンして即座に誰かを選んで死亡させる。長老であることを匂わせるような発言はNG。長老以外が長老COした場合は即座に死亡する。

 

[白鬼] 処刑された場合、その夜の人狼の襲撃が2人分になる。襲撃された場合、ランダムに人狼を一人道連れにする。人狼は襲撃時、襲撃責任者(襲撃先が鬼だった場合に道連れにされる人)を任意で決められる。鬼の占い・霊媒結果は”人狼ではない"と判定される。

---2017/11/21追記ここまで---

 

【その他ルール】
・人狼チームの勝利条件は、「人狼が過半数になる」または「能力のない村人3名の全滅」のどちらか
・死亡した役職のカードをオープンしないクローズルール
・投票で同数の場合は決選投票を行い、2回連続同数の場合は処刑者無し
・内通や能力COの可能タイミングについてはGMやプレイヤーの好みに応じて設定してください。
※但し、内通無し&一斉CO可能にしてしまうと人狼が騙りづらいので、内通可能か一斉COなしのどちらかは設定した方がよりゲームが面白くなると思います。個人的には内通無しの一斉CO禁止、投票以降の能力COは「能力者です」までが好みです。また、村騙りについては特に制限していません。

 

クローズホロウの人狼の面白い点

どのカードを引いても緊張感があるという点がとても良いです。

[人狼・狂人]:騙りを出さないと後半の能力一斉COで積むので、積極的な騙り・黒出しと説得力が必要。潜伏狼は素村と戦える人間力が必要。

 

[予言・霊媒]:素村に黒を打たれて処刑されると負けの確率が高くなるので、真を取る力が必要。
 

[その他の役職]:うかつな能力COは素村を透けさせてしまうので、潜伏力が必要。場合によっては噛まれ位置に行くことも大事。


[素村]:とにかく生存力・人間力が必要。しかし素村が透けて噛まれないようにするための潜伏力が必要。

 

また、展開的にLWになっても吊り手が足りる、ということが無いので、通常の人狼より早期決着したり、グレー2人が素村と人狼でどちらを処刑しても最終日、という状況が生まれることがあります。

 

例えば、残っている村人が7人で、魔女、ボディガード、恋人×2、タフガイ、村人、人狼であることが盤面上分かり、全員が能力COすると、グレー2人のどちらかを処刑すると必ず最終日となります。

もしグレー以外を処刑すると、人狼が最後の村人を襲ってゲーム終了になってしまうため、村人と人狼の一騎打ちという状況になります。

 

こんなスリリングな展開が楽しめるのが「クローズホロウの人狼」です。特に製品化するようなものではないですし、レギュレーションに権利がある訳でもないので、気軽に・自由に遊んでみて下さい。

 

もし、同じコンセプトのまま14人以外でバランスの良いレギュレーションを考えたという方がいらっしゃいましたら、考案者のdai Twitter:@dai_suzuki までぜひお知らせください!

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